日本ウルグアイ友好親善協会、ニュースレターNo. 27

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2005年9

国際空港私営化

ウルグアイの空の表玄関、カラスコ国際空港が昨年私営化されました。ここはウルグアイの表玄関として国際線の航空便がが発着する空港として機能しています。国際線と言ってもアルゼンチン、ブラジルへの便しかありません。日本や他の国へ旅行する場合は主にブラジルやアルゼンチンで乗り換えて接続して向かいます。唯一の国際空港ですが、設備は非常に質素です。


ここが昨年私営化されました。経営の権利を買ったのはアルゼンチンの資本家で、私有化についてさまざまな議論がされました。勿論、いろんな意味でいつも反対しか言わない団体は断固として反対を叫んでおりましたが、結局、アルゼンチンの資本家へ売り渡されました。


私有化されてからいろいろな場所で改善策が講じられるようになり、利用する側としては便利になりました。特に今まで混沌としていた到着ロビーにも少しながらも規律が見えるようになってきました。なにせ、一人のウルグアイ人旅行者に対して10名ぐらいの送迎の人でごったがえすので、非常に混雑した感じを受けます。


以前はロビー内のどこでも喫煙することが出来ましたが、ようやく世界の流れに乗り禁煙のサインが出るようになったり、荷物のターンテーブルや税関審査が出迎えの人たちから丸見えだったのがすりガラスで一部見えなくなったり、出口付近に群がっていた出迎えの人だかりを遮断するバリケードが出来るなど、ある意味他の空港ではあたりまえのようなことが最近施工され利用しやすくなったといえます。


私有化そして効率化されることで多くの労働者が解雇されるという懸念とデマが流れ反対の声もありました。しかし、実際に解雇されたのは無意味に多くいたポーターぐらいなもので他は別にたいした問題は無いように見えますし、逆に警備が厳重になり安全性が高まったようにも感じられます。

 

ウルグアイ-カラスコ国際空港HP

 

 

ウルグアイの春の嵐

ウルグアイを含め南半球は今が冬から春へ季節が変わる変わり目です。
毎年、季節の変わり目には春一番が吹き荒れます。今年の春一番は、ウルグアイ気象観測史上最強の風が吹き、首都圏を中心とし、海岸線の都市で多くの街路樹がなぎ倒されました。
その影響で一部の地域では電線、電話線、水道などが切断され、復旧作業に一週間以上もかかった地域もありました。特に電気の復旧作業が遅れた一つの原因に、停電地区の高圧電線盗難事件が関係していました。なぎ倒された街路樹などによって切断された部分の電線を修理している間に、電気の通っていない部分の高圧電線を盗んで行く人たちが居たのです。やっとの思いで電気会社が切断部分を修復したら今度は大丈夫だった部分が綺麗になくなっているという、イタチごっこみたいな状態でした。
この春一番は、台風やハリケーンと違い、海上で発生して徐々に近づいてくるのではなく、竜巻のように突然発生するので、早期警戒発令が非常に難しいものとなっています。竜巻ほど強力では無いにしても、状況がそろった時、突如として突風となるため、気象庁として警報発令が難しくなっているとの事でした。
実際、先日の嵐の時には気象庁の警報発令が無く、多くのビニールハウス農家、特に日系人の花栽培農家などに被害が出ました。後日、気象庁は嵐の発生の可能性を知っていながら警報発令をしなかったという噂も広がり、訴訟の動きも見られています。
そうかと思うと、その一週間後に嵐が来るという予報を発令しましたが、こちらは見事に外れてしまいました。

地元電話会社ビルへ飛び込んだ車

 

公園の巨木も強風で倒木

強風で破壊された窓ガラス

コンテナ埠頭でも

強風で倒れた電波塔