日本ウルグアイ友好親善協会、ニュースレターNo. 17

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2002年5月

ワールドカップ2002年

間もなく、「ワールドカップ2002」が日本と韓国で始まります。ウルグアイは、第1次リーグでは、韓国で行われる、A組のグループに入っています。フランス、セネガル、デンマークと戦います。(6/1)対デンマーク戦、(6/6)対フランス戦、(6/11)対セネガル戦。

予想では、フランスが第1位で決勝トーナメントに進み、デンマーク、セネガル、ウルグアイは互角で、どこが2位になってもおかしくないと言われています。もし、ウルグアイが2位になって、決勝トーナメントに進めば、(6/16)F組の第1位と対戦します。F組は、アルゼンチン、ナイジェリア、イングランド、スウェーデンですから、順当にいけば、アルゼンチンが第1位で決勝トーナメントに上がってくる可能性が高く、決勝トーナメントの第1戦はアルゼンチンになります。フランス、アルゼンチンは優勝候補の筆頭です。

ワールドカップに出場予定のウルグアイ代表選手22人の中心的な15人は、イタリア、スペインのプロサッカーチームで活躍している選手達で、ウルグアイのプロサッカーチームから選出されたのは、7人です。ウルグアイの世界ランキングは、24位。ウルグアイ代表チームの監督は、ビクトル プアー。選手の中心は司令塔、MFアルバロ レコバ。システムは、DF 3人、MF 5人、FW 2人。FWは、ダリオ シルバ、フェデリコ マガジャネス。DFの中心は、パオロ モンテオ。ゴールキーパーは、ファビアン カリーニ。

ウルグアイ代表選手氏名と出身チーム名

選手名       出身チーム          選手名         出身チーム

GK Fabian Carini

Juventus(Italia)

GK Gustavo Manua

Nacional(Uruguay)

DF Paolo Montero

Juventus (Italia)

GK Adrian Berbia

Penarol(Uruguay)

DF Gonzalo Sorondo

Internazionale(Italia)

DF Alejandro Lembo

Nocional(Uruguay)

DF Pablo Garcia

Venecia(Itaria)

DF Dario Rodriguez

Penarol(Uruguay)

DF Washington Tais

Real Betis (Espana)

DF Joe Emmerson Bizera

Penarol(Uruguay)

MF Nicolas Olivera

Sevilla(Espana)

MF Diego Perez

Defensor(Uruguay)

MF Gonzalo Santos

Valencia(Espana)

FW Richard Morales

Nocional(Uruguay)

MF Gianni Guigou

Roma(Italia)

FW Javier Chevanton

Lecce(Italia)

FW Dario Silva

Malaga(Espana)

FW Guillermo Giacomazzi

Lecce(Italia)

FW Federico Magallanes

Venecia(Italia)

MF Alvaro Recoba

Internazional(Italia)

FW Diego Alonso

Madrid(Espana)

MF Mario Regueiro

Santander(Espana)

 

リベルタドーレス杯2002年

何人かから要望のありました、ウルグアイのサッカーについて、少し情報をお伝えします。

南米10カ国のプロサッカーチームより選抜し、各チーム対抗の試合が、今行われています。

その名前を、トヨタ リベルタドーレス杯2002と言います。2月初旬から始まりました。参加チームは、アルゼンチン5チーム、ブラジル4チーム、ウルグアイ3チーム、パラグアイ3チーム、チリ3チーム、ボリビア3チーム、ペルー3チーム、エクアドル3チーム、コロンビア3チーム、メキシコ2チームの、合計32チームです。この32チームを8グループに分けて、各グループごとに、4チームの間で各チーム2試合を戦い、合計6試合を行いました。その結果各グループの上位2チームが第2次リーグに進みました。

ウルグアイの3チームはぺニャロール、ナシオナル、モンテビデオワンダラーズで、3チームとも第2次リーグに進みました。しかし、抽選の結果は2チームが惜しくもウルグアイ同士の対戦となってしまいました。

第2次リーグでは、各チーム2試合戦って勝者を決めます。第1回戦は、4月23日〜25日に、第2回戦は、4月30日〜5月2日に行われました。その結果、準々決勝に進んだのは、サンカエタノ(ブラジル)、グレシオ(ブラジル)、ぺニャロール(ウルグアイ)、ナシオナル(ウルグアイ)、モレリア(メキシコ)、ボカジュニア-ズ(アルゼンチン)、アメリカ(メキシコ)、オリンピア(パラグアイ)でした。

準々決勝第1回戦は、5月7日、モレリア(メキシコ)とアメリカ(メキシコ)が対戦します。5月8日は、ボカジュニア(アルゼンチン)とオリンピア(パラグアイ)、グレジオ(ブラジル)とナシオナル(ウルグアイ)が対戦します。5月9日は、サンカエタノ(ブラジル)とぺニャロール(ウルグアイ)が対戦します。第2回戦は5月18日までに行われます。準決勝、決勝は、ワールドカップが終わってから、7月に行われます。

 

第2次リーグ第1回戦の結果

23

ナシオナル(ウルグアイ)

アメリカデカリ(コロンビア)

1:0

23

シエンシアーノ(ペルー)

CFアメリカ(メキシコ)

0:1

23

コブレロア(チリ)

オリンピア(パラグアイ)

0:2

24

モンテビデオワンダラーズ(ウルグアイ)

ぺニャロール(ウルグアイ)

2:2

24

リバープレート(アルゼンチン)

グレシオ(ブラジル)

1:2

24

オルメド(エクアドル)

モレリア(メキシコ)

0:5

25

ウニベルシダカトリカ(チリ)

サンカエタノ(ブラジル)

1:1

25

エルナシオナル(エクアドル)

ボカジュニア-ズ(アルゼンチン)

0:0

 

第2次リーグ第2回戦の結果

30

モンテビデオワンダラーズ(ウルグアイ)

ぺニャロール(ウルグアイ)

引き分け、ペナルティキック

2:2

0:3

30

オルメド(エクアドル)

モレリア(メキシコ)

2:3

エルナシオナル(エクアドル)

ボカジュニア-ズ(アルゼンチン)

0:2

シエンシアーノ(ペルー)

CFアメリカ(メキシコ)

1:4

ウニベルシダカトリカ(チリ)

サンカエタノ(ブラジル)

引き分け、ペナルティキック

1:1

2:4

ナシオナル(ウルグアイ)

アメリカデカリ(コロンビア)

0:0

コブレロア(チリ)

オリンピア(パラグアイ)

1:2

リバープレート(アルゼンチン)

グレシオ(ブラジル)

0:4

 

ナシオナルとアメリカデカリとの対戦は、第1回戦はモンテビデオで行われました。

結果は、1対0でナシオナルが勝ちました。ウルグアイ人のMF、マルコ バンジニが試合終了間際、87分に蹴ったシュートがゴールして勝ちました。試合は前半はナシオナルが押していましたが、後半は互角で、アメリカデカリの放ったシュートが2本もバーに当るという幸運(アメリカデカリには不運)があったけれど、ゴールキーパーのグスタボ マヌアは良く守ったという評価でした。マルコ バンジニはその他にも2本良いシュートを放ちましたが、残念ながら、アメリカデカリのゴールキーパー、ルイス バルバットのファインプレーで防がれました。このルイス バルバットはウルグアイ人です。ウルグアイ人の大活躍でウルグアイの新聞は大喜びでした。

第2回戦は、コロンビアのカリで行われました。結果は、0対0で、引き分けでした。その結果、ナシオナルが準々決勝に進みました。

モンテビデオワンダラーズとぺニャロールのウルグアイ、プロチーム同士の対戦、第1回戦は、2対2の引き分けでした。最初、始まってすぐ9分に、ぺニャロールのFW、カルロス ブエノがゴールし、先制しました。前半なかば28分に、ワンダラーズのMF、セバスチャン エグレンがセンターリングを頭で合わせてゴールし、続けて32分に、同じセバスチャンが又ヘッディングでゴールしました。後半ぺニャロールはプレッシャーがかかり、何度もシュートをミスしましたが、後半なかば57分に、又FWのカルロス ブエノがシュートを放ち、ゴールしました。

モンテビデオワンダラーズは昨年までは、Bリーグ(2部)にいたチームで、今年Aリーグに上がったばかりです。ウルグアイAリーグでは2000年、2001年はナシオナルが優勝しましたが、1990年代には、ぺニャロールは6回優勝している名門チームです。これは絶対負けられない試合と、試合前から大きなプレッシャーがかかっていました。それにしてもワンダラーズは良く戦ったと高い評価を受けました。

モンテビデオワンダラーズとぺニャロールの第2回戦は、再び、2対2の引き分けでした。それで、ペナルティーキックで勝者を決めました。結果は、3対0でぺニャロールが勝ちました。ぺニャロールのゴールキーパー、フェデリコ エルドゥアジェンは、モンテビデオワンダラーズのペナルティーキックを3本全部止めました。すばらしい守備でした。

この第2回戦では、ぺニャロールのカルロス ブエノが30分に先制ゴールし、後半56分にワンダラーズのホゼ ヘレラがゴールして追いつき、72分にぺニャロールのマルセロ デ ソーザがゴールしてリードすると、84分再びワンダラーズのアレハンドロ ラレアがゴールして追いつき、同点引き分けとなりました。

過去のリベルタドーレス杯南米フットボール選手権大会では、2000年、2001年はアルゼンチンのボカジュニア−ズが優勝しています。1990年代は、ブラジルのチームが6回優勝し、アルゼンチンのチームが2回優勝し、ウルグアイのチームの優勝はなしです。1980年代では、ウルグアイのぺニャロールが2回、ナシオナルが2回で、合計4回優勝しています。アルゼンチンが3回、ブラジルが2回優勝しました。昔はウルグアイも強かったけれど、過去10年間はブラジル、アルゼンチンが圧倒的に強く、たちうち出来ませんでした。今、アルゼンチンは経済危機で、選手の給料が遅延しているなどあって、気落ちしていますので、ウルグアイにとってはチャンスかもしれません。

 

リベルタドーレス2次リ−グ第1試合に出場した各ウルグアイチームの選手名

Nacional

Penarol

Montevideo Wanderars

GK Gustavo Munua

GK Federico Elduayen

GK Mauricio Nanni

DF Andres Scotti

DF Serafin Garcia

DF Diego Bonilla

DF Alejandro lembo

DF Martin Rivas

DF Julio Ramirez

DF Damian Rodriguez

DF Jose Bizera 86交代

(Robert Lima)

DF Juan Carlos Lago

DF Daniel Leites

DF Dario Rodrigues

DF Claudio Dadomo

MF Richard Pellejero 65交代

(Fabian Coelho)

MF Pablo Bengoechea 79交代

(Marcelo De Souza)

MF Sebastian Eguren

MF Marco Vanzini

MF Pablo Galianone

MF Fernando Fadeuille

MF Oscar Morales

MF Fabian Canobbio

MF Alejandro Larrea 70交代

(Gabriel Rodriguez)

FW Gustavo Valea

MF Gabriel Cedrez

MF Sergio Blanco 90交代

(Rodrigo Bengua)

FW Richard Morales

FW Daniel Jimenez

FW Jorge Martinez

FW Horacio Peralta 77交代

(Flavio Barros)

FW Carlos Bueno 79交代

(Joseph Akongo)

FW Julio De Souza 66交代

(Alexander Valois)

 

リベルタドーレス2次リ−グ第2試合に出場した各ウルグアイチームの選手名

Nacional

Penarol

Montevideo Wanderars

GK Gustavo Munua

GK Federico Elduayen

GK Mauricio Nanni

DF Andres Scotti

DF Serafin Garcia

DF Diego Bonilla 45交代

(Claudio Dadomo)

DF Alejandro lembo

DF Cafu

DF Julio Ramirez 51交代

(Alexander Valois)

DF Damian Rodriguez

DF Jose Bizera 15交代

(Robert Lima)

DF Juan Carlos Lago

DF Daniel Leites

DF Dario Rodrigues

DF Jose Herrera

MF Richard Pellejero

MF Nicolas Rotundo

MF Sebastian Eguren 28交代

(Andres Aparicio)

MF Marco Vanzini

MF Pablo Galianone

MF Fernando Fadeuille

MF Oscar Morales

MF Pablo Bengoechea

MF Alejandro Larrea

FW Fabian Coelho 69交代

(Gustavo Mendez)

MF Gabriel Cedrez

MF Sergio Blanco

FW Richard Morales

FW Fabian Canobbio 61 交代

(Marcelo De Souza)

FW Jorge Martinez

FW Gustavo Varela 77交代

(Horacio Peralta) 87交代

(Peter Vera)

FW Carlos Bueno

FW Julio De Souza

 

 

月間平均所得は南米でウルグアイが第1位

サンパウロ新聞によると、国連調査2002年1月の南米15か国、国別月間平均所得

国名

ドル

国名

ドル

国名

ドル

1、ウルグアイ

510

6、パナマ

256

11、パラグアイ

166

2、チリ

410

7、コスタリカ

223

12、エルサルバドル

150

3、ブラジル

399

8、ペルー

217

13、エクアドル

130

4、メキシコ

308

9、アルゼンチン

206

14、ボリビア

80

5、ベネズエラ

290

10、コロンビア

181

15、ニカラグア

34

アルゼンチンは1月のペソ切り下げ後の数字、ペソ切り下げ前は南米第1位の月間平均所得であった。

ウルグアイでの通貨交換率は、 1米ドル=16ペソ、 1アルゼンチンペソ=3.6ペソ、  1ブラジルレアル=6.4ペソです。ウルグアイペソもアルゼンチン経済危機の影響で、この4ヶ月間で、2ペソ下がりました。

 

アルゼンチン経済危機のその後

4月23日アルゼンチンのレメス レニコブ経済財政相は辞任しました。 政府は、26日、後任にロベルト ラバニャ欧州連合大使を任命しました。新経済財政相は、27日、IMFとの協調路線を守ると宣言し、変動相場制も継続すると発表しました。

4月中旬、レメス経済財政相はアメリカを訪問し、IMF、米財務省と金融支援を受ける為の条件を協議しました。IMF、米財務省は、アルゼンチン各州政府の財政赤字削減のため、職員の削減など大幅な支出削減を求めていましたが、ドゥアルデ大統領は各州政府の財政支出削減の要請を受け入れず、財政赤字の問題解決は、税金(歳入)を増やすことにあり、財政支出を減らすことではないと主張し、協議は失敗に終わり、早期の金融支援を受けることは出来ませんでした。

政府は、3月、輸出税を新設し、工業製品に5%、農業製品に10%の関税をかけました。その後4月8日、農業製品に対する輸出税は20%に引き上げられ、4月23日、これを30%に引き上げる法案を検討中と発表しました。

23日変動為替相場で、1ドル=3.15ペソとなり、せっかく輸出品の国際競争力が出てきたのに、輸出税を作って輸出振興の逆を行く政府の経済政策に批判が出ています。

国際協調、変動相場制を強調してきたレメス経済財政相の辞任により、固定相場制への回帰を主張する勢力が強くなりました。1ドル=3ペソの固定相場に変更すると言う大統領の希望が補佐官によって発表されたこともありました。しかし、IMFは変動相場制維持を強く要望しています。

アルゼンチンの最高裁判所が2月に、銀行預金引出し制限は憲法違反であると判決したことにより、預金総額300億ドル(四兆円)のうち、25億ドル(3千億円)が引き出されました。4月22日中央銀行はアルゼンチンの全ての銀行の営業停止を指示しました。政府は銀行救済のため、預金を償還期限5〜10年の国債に切りかえる法案を提出しました。市民によるデモ行進があり、議会は与野党共に、この法案に反対しました。レメス経済財政相の辞任は、この件の責任をとって辞任したとも伝えられています。

4月25日銀行預金の流出を防ぐ法案が上下両院を通過し、成立しました。それにより、全銀行の営業停止を解除し、銀行は部分的に業務を再開しました。4月24日、ドゥアルデ大統領は14項目からなる経済対策を発表しました。国際機関との約束の実行、財政規律の確保、州政府の財政赤字削減、金融システム強化、などが含まれています。しかし、具体策に乏しく、これらの経済対策が実行できるかどうか危ぶまれています。

アルゼンチンの経済危機はまだまだ続きそうです。