日本ウルグアイ友好親善協会・ウルグアイ事務局提供

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ウルグアイにおけるスポーツフィッシング

  オーシャンチャレンジHP

(1)、海釣りと川釣り

    ウルグアイは東を海に、西はウルグアイ川、南はラプラタ川に囲まれている。そして、国土の中央には、ダムによって出来た大きな人工湖がある。この湖から東西南北に川が流れ出て、全国土に行き渡っている。 特にラプラタ川は川でありながら、河口は大西洋に向かって225kmの幅で開いている。モンテビデオから対岸のアルゼンチンまでの距離でも、100km以上ある。川というより、湾に近い。しかし、南米大陸中央部で降った雨の水は、全てこのラプラタ川に流れ込んでいるので、川の流量は多い。普段は川の水の流れが強く、河口はプンタデルエステにある。ここから、対岸のアルゼンチンまでの距離が225kmある。水量が減って、川の流れが弱くなると、海の水が入ってくる。また東の風が強く吹くと、海の水が押されて入ってくる。海水が入ってくると、川の水は真っ青に澄んで来る。川の上流で雨が降って、流量が多くなると、川は真っ茶色になり、音を立てて流れる。ラプラタ川では、海の魚と、川の魚が釣れる。ウルグアイは海の魚、川の魚共に豊富で、スポーツフィッシングには最適の環境がある。

スポーツフィッシングで良く釣れる魚:

モンテビデオでは、corvina blanca  コルビーナ ブランカ( 日本名 ニベ、グチ、イシモチ )、 pescadilla  ぺスカディージャ( 日本名 スズキ )、burriqueta  ブリケッタ(日本名 グチ)、 congrio  コングリオ( 日本名 穴子 )、 brotola  ブロットラ( 日本名 タラ )。

 

モンテビデオで網で獲れる魚:lisa  リサ( 日本名 ぼら )。

 

プンタデルエステでは、 corvina blanca、 pescadilla、 burriqueta、congrio、brotola、 corvina negra  コルビーナ ネグラ( 日本名 オオニベ )、pejerrey  ぺへレイ( 日本名 キス )、lenguado  レングアド( 日本名 ひらめ )。

プンタデルエステ沖合いでは、 besugo  ベスゴ( 日本名 眞鯛 )、pargo blanco (sargo)( 日本名 黒鯛 )、 mero メロ( 日本名 ハタ )。

ウルグアイ中央部、ネグロ川にダムが3つあり、それらの上流に大きな湖ができている。又西部のウルグアイ川の上流、サルトにダムがある。

 

ダムの下流で釣れる魚は、 dorado ドラド( 黄金色の魚 )、boga  ボガ ( 日本名 鯉 )。

 

湖と川で釣れる魚は、 boga、 tararira タラリラ、bagre  バグレ( 日本名なまず)。

  

(2)、ボートフィッシング(船釣り)対象魚

@、corvina blanca コルビーナ ブランカ

 

 

 

 

 

日本名は、ニベ、コイチ、シログチ、イシモチ、ホンニベ、キングチ、と呼ばれている。

これらのニベ科の魚は、浮き袋の空気を利用して、グーグーと鳴くので、グチと呼ばれている。アメリカでも、ニベの成魚はドラムフィッシュと呼ばれている。ニベの幼魚はアメリカではクローカーと呼ばれている。

日本名では、ニベの幼魚はイシモチと呼ばれ、岸近くに生息しているので、投げ釣りの対象となっている。

又、イシモチの名前は、頭の骨の間に大きな耳石があり、煮付けると出てくるので、石持ちと呼ばれている。

ニベの成魚は日本では、40m〜100mの深さの砂泥底に生息している。

産卵期は夏で、この時期は浅いところに来る。イワシ、ハゼ、エビ、カニ、イカ、貝、などを食べている。

モンテビデオでは、浜辺から投げ釣りで、20cmサイズの小さなコルビーナが釣れる。

船釣りでは、約10mの深さの所で、40cm〜70cmサイズのコルビーナが釣れる。重さは、2kg〜5kg。

ファイティングはかなり強く、グングン引くので、おもしろい。餌は、エビが一番良いが、値段が高いので、普通はボラの切り身かイカの切り身を使う。

魚体はピンクがかった銀色をしているが、釣った後、ライブフィッシュタンクに入れておくと、黄金色に変わる。

ラインは30ポンドテストライン、リーダーは50ポンドテストラインを使っている。

釣りの仕掛けは、100g〜150gの錘を使って底まで落とす。

釣り針は2本つける。リーダーの長さは約30cm。

 

 

A、burriqueta ブリケッタ

 

日本のホンニベに似た魚。ニベ科の魚。

コルビーナより魚体は小さい。20cm〜30cmサイズ。

コルビーナと同じスポットで釣れる。釣れる棚は底で、コルビーナと同じ。コルビーナの群れがあまりいない時に釣れる。肉質は、コルビーナよりも柔らかい。

産卵時期はコルビーナと同じ夏。

 

    B、pescadilla ぺスカディージャ

 

 

 

 

 

日本名はスズキであるが、本当は日本では、50cm以上の成魚をスズキと言い、それ以下のものは、30cm〜50cmのサイズの2年〜3年魚をフッコと言い、25cm〜30cmのサイズの1年〜2年魚をセイゴと言う。稚魚はコッパと呼ばれている。

モンテビデオ、プンタデルエステで釣れるぺスカディージャは、普通25cm〜30cmサイズで、大きいものでも、30cm〜50cmのサイズ。

日本では、産卵は冬、水深50m〜80mの岩場で行われる。

春になると稚魚は沿岸の藻の中で成育し、夏になると、10cmくらいに成長し、内湾や河口域に入り、エビ、カニ、小さい魚を食べる。1年で20cmくらいの大きさに成長する。

成魚は大規模な回遊はしないので、産まれた地域に生息している。

モンテビデオ、プンタデルエステでは、冬から初春8月〜10月の季節に、コルビーナと同じフィッシングスポットでフッコ、セイゴのサイズのぺスカディージャが釣れる。

釣れる棚は、コルビーナは底だが、ぺスカディージャは底よりも50cmくらい上で釣れる。

 

 

    C、congrio コングリオ

 

日本名は穴子。日本では、穴子は、マアナゴ、オキアナゴ、クロアナゴ、ゴテンアナゴ、など種類が多い。日本では、穴子は湾内、近海の浅場から深海まで、広い地域に生息している。夜行性で、昼間は砂や泥の中にもぐっている。夕方から夜、釣れる事が多い。釣れると、ぬめりが強く、素手ではつかみにくい。タオルや雑巾で押さえて、釣り針をはずす。

産卵は夏、エビ、カニ、イカ、小さな魚、を食べる。

コングリオ(穴子)は、日本のゴテンアナゴに似ている。

モンテビデオでは、ラプラタ川の水が濁っているので、昼間でも良く釣れる。但し、コルビーナの群れがいる時には釣れない。コルビーナが釣れなくなると、コングリオが釣れる。サイズは、長さ約1m、直径約10cm。

    

D、brotola ブロットラ

 

日本名はタラ。日本では、タラの種類は多く、マダラ、スケトウダラ、コマイ、イトヒキダラ、ソコクロダラ、などある。

魚体はソコクロダラに似ているが、ソコクロダラは深海に生息している。

むしろ、魚体が小さくて、沿岸海域に生息しているところは、コマイに似ている。

日本では、タラ類の産卵は冬1月〜2月、エビ、イカ、カニ、底生動物、魚を食べる。

ブロットラ(タラ)はモンテビデオからプンタデルエステやラパロマの、深さ10m〜30mの沿岸海域に生息し、背鰭と腹鰭が糸状に長く伸びている。

ブロットラのサイズは、30cm〜40cm。

ブロットラは、ブラジリアン リングコッドとも呼ばれている。アメリカ合衆国のリング コッドに似ている。

 

    E、besugo ベスゴ、pargo blanco パルゴブランコ、(sargo サルゴ)

 

 

 

 

 

 

ベスゴは、日本名眞鯛。パルゴブランコ(サルゴ)は黒鯛。

日本では、黒鯛は内湾に住み、5m〜50mの深さの泥底に生息している。底生動物、エビ、カニ、イカ、魚を食べる。

春から夏にかけて産卵する。幼魚は河口で育ち、3年で成熟する。魚体サイズは、30cm〜50cm。

真鯛は、深さ10m〜200mの大陸棚に生息し、エビ、カニ、イカ、魚、ヒトデなど底生動物を食べる。水温が18度になると、食欲が盛んになり、12度以下になると、食べない。

春4月〜5月に産卵し、3年で成熟する。夏は沿岸に住み、冬は沖合いに住む。魚体サイズは40cm〜100cm。

ベスゴ(眞鯛)、パルゴブランコ(黒鯛)は、プンタデルエステの沖合い、南方向20km〜100kmの区域、深さ20m〜50mの地域に生息している。

プンタデルエステから、ラパロマの沿岸、岩場で、パルゴブランコ(黒鯛)の30cmサイズが釣れる。

    F、mero メロ

 

 

 

日本においてハタ類は非常に多くの種類がある。巨大になる魚は、マハタとクエ。

マハタは沿岸の岩場からその周辺の砂泥底に生息している。成長するにつれて深いところに移動する。水深100mでは、60cm〜70cmのサイズが、200mの深場では、100cm以上のサイズが釣れる。産卵期は5月〜8月、幼魚は内湾の浅い砂利石底で見られる。魚食性。夜行性。 

一番大きくなるハタ類はクエ、サイズは60cm〜150cm。岩場の洞穴などに住み、魚食性。夜行性。

メロ(ハタ)は、プンタデルエステ沖、深さ20m〜50mの地域に生息している。

 

 

(3)、投げ釣り対象魚

@、corvina negra コルビーナ ネグラ

日本名はオオニベ。オオニベは、ニベ類中一番大きく、最大150cmになる。水深50m〜100mの砂泥底に生息している。主に甲殻類などの底生動物を食べている。

コルビーナ ネグラ(オオニベ)は、プンタデルエステからラパロマの砂浜で、湖から真水が海に流れ出ている河口に、夏12月〜1月の時期、産卵のため、深い海から上がってくる。サイズは100cm〜150cm、重さ15kg〜30kg。

浜辺から遠投の投げ釣りで釣る。波の向こうに落とすので、100m以上は投げる必要がある。錘は400g〜500g。メインのラインは50ポンドテストライン、ハリスは70〜80ポンドテストライン。餌は約10cmの生きたカニを、釣り針にナイロン糸で縛りつける。

ウルグアイ人はこのコルビーナ ネグラ釣りが大好きで、夏12月〜1月のプンタデルエステから北の砂浜には、たくさんの釣り竿が並んで立っている。

コルビーナ ネグラ釣りは、実に我慢のいる釣りで、一日中待って、1匹釣れるかどうかなので、1〜2週間夏休みを取って、浜辺で魚が来るのをずっと待つ、という釣り方をする。

 

A、pejerrey ぺへレイ

 

日本名はキス。日本では、シロギス、アオギス、ホシギス、モトギスの4種類のキスがいる。沿岸の砂底に生息する。

通常海底から10cm〜15cm上方にいる。

キスは身を隠す所のない砂地に住んでいるので、警戒心が非常に強い。音に敏感で危険を感じると、砂の中に隠れる習性がある。錘の落ちる音で逃げてしまう。

産卵期は夏。エビ、カニ、ゴカイ類を食べる。2年で成熟する。魚体サイズは、15cm〜30cm。

キスの大好物はゴカイ類。ゴカイはいつも、穴からすこしだけ顔を出している。キスはゴカイが穴に潜ってしまう前に、頭をくわえて穴から引っ張り出そうとする。猛スピードで突進して、ゴカイを穴から引きずり出してから、頭から飲み込む習性がある。だから、最初のあたりが大きい。しかし、そこで合わせると、釣り逃がしてしまう。2回目のあたりが食い込む時なので、2回目に合わせると釣れる。

ぺへレイ(キス)は、プンタデルエステから北に伸びる大西洋沿岸の浜辺、ブラジルとの国境にあるメリン湖、セボジャティ川で釣れている。

B、lenguado レングアド

 

日本名、ひらめ。ひらめは右目が身体の左側に移動して、背骨の左側が、色の黒い上側、右側が色の白い下側となり、

両目が上側についた状態で、海の底で生活している。自分の上を通るエビや魚に飛びついて食べる。それで口は大きく、目の後ろまで裂けている。歯も鋭い。

産卵期は場所によって違う。本州中部以南の太平洋岸では、2月〜5月、東北地方太平洋岸では、6月〜7月。普通、水深10m〜200mの砂底に生息し、エビ、カニ、イカ、小魚を食べる。魚体のサイズは40cm〜80cm。

ひらめは5枚におろす。上身は透明な青白色、下身はピンクがかった不透明な白色。上身の方が味はおいしい。

レングアド(ひらめ)はプンタデルエステの西方、ソリス グランデ川の河口の浜辺とプンタデルエステ北方、ガルソン湖の河口の浜辺で、12月〜2月に、70cm〜80cmサイズのものが釣れている。餌は、10cm〜15cmのぺへレイの幼魚を1本がけにする。また、イカを短冊に切って使う。

 

(4)、湖と川で釣れる魚

@、dorado ドラド

 

 

さけのような外観をしているが、ピラニアと同じカラシン科の魚で、魚食性。流れの早い砂底の地域に生息する。ウルグアイ川、サルトグランデ ダムの下流、リオネグロ川の3つのダムによって出来た人工湖の下流、でドラドが釣れている。

サイズは60cm〜80cm、で5kg〜10kg、大きいものは、120cm、20kgが釣れる。

釣ったばかりの魚は、鮮やかな黄金色に輝いている。ファイティングはすさまじく、何度も空中に1m以上ジャンプする。

魚の切り身のベイトで釣るか、ルアーで釣る。ルアーはクランクベイトの大きな物か、ミノ-プラグの大きな物で、胴体が2つか、3つに分かれているものが使われている。ラインは40ポンドテストライン、60ポンドテストのステンレススティール ケーブルが使われている。ドラドは歯が鋭いので、ステンレススティールのケーブル リーダーでないと、ラインを切られてしまう。

 

A、boga ボガ

日本名は、鯉。雑食性、トーモロコシの実を3〜4個、小さな釣り針につけて釣る。魚の切り身でも釣れる。

身体の割に、口が小さいので、小さい釣り針が必要。

鯉の様に餌を吸い込んで食べるので、最初のあたりに合わせる。餌だけ取られることが多いので、ひんぱんにベイトのチェックが必要。

サイズは50cm〜70cm、メインラインは20ポンドテストライン、リーダーは30ポンドテストライン。

 

    

B、tararira タラリラ

リオネグロ川流域で釣れる。

ウルグアイ人の好きなフィッシングの一つ。

バスフィッシングのように、ルアーで釣る。

物陰に隠れているタラリラをルアーで誘って釣るのが技術で、人気がある。

 オーシャンチャレンジHP

ウルグアイで行われている青少年教育プログラム「オーシャンチャレンジ」のホームページには上のアイコンからリンクしています。

 


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©杉山孝、日本ウルグアイ友好親善協会

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